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想い、、その先へ!!

意思と行動で、偶然を必然に変えて、、 “enpapa”のブログです!

解消できない多重関係

日本産業カウンセラー協会
倫理綱領
第16条 産業カウンセラーは、専門家としての判断を損なう危険性
あるいはクライエントの利益が損なわれる可能性を考慮し、
クライエントとの間で、家族的、社交的、金銭的などの
個人的関係およびビジネス的関係などの二重関係を避けるよう努める。


カウンセラーとクライアント(相談者)の関係のほかに
会社の上司部下あるいは社員と人事部門などの
多重関係があることは、
カウンセリング上、好ましくないのはわかっている。

しかしながら会社の中のカウンセリング室で
相談を受けるのは、総務人事部門の私、、、

日常的に相談を受ける場合に、
個人的な事情が主訴であるときは問題ないが、
仕事に関わることの場合は、
努めて総務部門の担当者として対応するように心がけて、
相談者へもその立場で相談を受ける旨を伝えている。

ところがメンタルな問題、
それが会社組織や職務内容に起因するとき、
多重関係が私を苦しめる。
カウンセラーとして傾聴する部分、
そして守秘義務。

カウンセラーは相談を受ける立場であるが、
問題解決はクライアント自身が
考えたり、行動しなければならない。

総務人事部門として受け止める問題点が見えても
その改善や解消のアクションは、
クライアントの了解なしではできないし、
その方が望まなければ具体的に動けない。

近年、社内で相談を受ける件数が多くなり、
ジレンマは大きくなっている。

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